参考書のすき間に隠した想い

 受験勉強を頑張らなきゃいけないのに、気づけば相手のことを考えてしまう。机の上には分厚い参考書、開いたページには難しい数式とか単語が並んでる。でも、視線の先には、あの人がふとした瞬間に見せる横顔が浮かんでいる。

 同じ塾に通っている、特別に仲がいいわけじゃないけれど、いつも帰り道が一緒になる。何気ない会話を交わすたびに、胸が小さく高鳴る。「模試の結果、どうだった?」そんな言葉が、ただのつまんない勉強の話なのに、それがあの人の声だと甘く響いてしまう。

 恋をしていると、勉強とか、大事なことなのに、集中できなくなる。でも、不思議と相手の存在が、その何かを頑張る理由にもなっている。そんな気持ちが、眠い夜も机に向かわせてくれる……

 受験が終わったら、何かが変わるのだろうか。違う高校に進んだら、この気持ちはどうなるのだろう。もしも私だけが上手くいかなくて、恋なんて気持ちが私の中から消えてしまったら……

 でも今は、まだ何も知らなくていい。この甘酸っぱい気持ちを、もう少しだけ味わっていたいー

 恋愛って、人生のさまざまな瞬間にふと訪れて、何も言わずに寄り添って、私たちの心を少しだけ豊かにしてくれる時がありますよね。

 受験のような大きな壁の前でも、ふとした瞬間に訪れる恋のときめきは、きっとあなたの力になってくれるでしょう。

 もっと恋のストーリーや、恋愛の悩みとかどう向き合うのかー

 あなたの心に響く物語や、役立つ恋愛アドバイスがきっと見つかる場所になれますように。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

ライター
恋愛系から社会問題まで、幅広い執筆経験あり。
声劇シナリオ・シチュエーションボイスなども得意。
アニメと演劇が好き。

コメント

コメントする

目次